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“推し活”のために――懸けろ、人生!! 『アイドラトリィ』規格外アイドルオタク・循菜の異常過ぎる愛の物語

『推し活』が世間に浸透しきっている、令和の世――

 

「推す者」と「推される者」の間には、さまざまな人間模様があり、その関係性をテーマとした漫画も多く生み出されています。

そんな中、「週刊少年マガジン」本誌から異色のアイドル漫画マガポケに電撃移籍!!!!!

 

その名は――

『アイドラトリィ』

 

週マガでも注目されていた本作が、マガポケにお引っ越しして、そのアイドル道……ではなく連載を再スタートします!

今回は移籍に伴い、本作を読んでいなかったマガポケ読者のみなさまに、その魅力を余すところなくお届け! ……したいところですが、ネタバレにならない範囲で本作を紹介しようと思います! それでは早速、いってみましょう!

 

 

●『アイドラトリィ』はこんなお話!

主人公の少女・陽見 循菜(はるみ じゅんな)は、アイドルオタクの女の子。

そんな彼女の“最推し”というのが……

 

アイドルグループ「トーキョークラッシュ」の槻城(つきしろ)ふわりちゃん!

輝くアイドルオーラに加え、この世間ずれしていなさそうな感じ……ガチ恋ファンが多そうだな……!(偏見)

※“ガチ恋”は、アイドルにガチで恋をしているという意味。

 

循菜は「自分はガチ恋ではない」と言いつつも、ふわりちゃんのために生活……いや、“人生”を捧げちゃっています。

 

ところがある日……

突然、グループ解散の悲報が……!!!(絶望)

当然、予定していたイベントも全てキャンセル。お別れの言葉を言うことさえ、ままならない……

 

突然の出来事に、怒りや悲しみを通り越した、深い絶望感が循菜を襲います。

「ふわりちゃん=生きる希望」だった循菜にとって、これ以上推しの活動を応援できないなんて地獄!

 

でも、一介のオタクではどうすることもできません……。

そう、普通のオタクならね!!!!

ここから、普通のアイドルオタク」ではない、陽見循菜という少女の本当の推し活が始まるのです!

 

解散報告の際に、ふわりちゃんがSNSに投稿した動画から、彼女が国内で新たに立ち上がるオーディション番組に参加するのではないかと推察した循菜。

ここまでの推理の早さ、もはや名探偵並み……!

 

そのオーディション番組というのが、次世代のガールズグループを発掘する「プロジェクトラウストーン」。

100人の女の子を集め、その中からたった5人を選抜し、アイドルとしてデビューさせるという企画です。

 

プロジェクトのプロデューサーを務めるのは、自身も元アイドルである新条絢子(しんじょう あやこ)

プロジェクト発表後のある日。彼女が自宅に帰り電気を付けると、そこにいたのは……

 

イカレオタクでした(注:この漫画の主人公です。ホラー漫画でもないです)。

 

ネトスト(ネットストーカー)が得意な循菜は、その技術力を駆使して、新条の自宅マンションを特定し不法侵入(絶対にマネしないでね! いやマジで)。

 

え、笑顔が怖い……

手を後ろに隠してるし、まさか凶器を突きつけて「ふわりちゃんを合格させろ」なんて恫喝するのか!??? お前、主人公だろ!?

 

……と思いますよね?

 

ところが――

「陽見循菜 歌います!!」

 

……?????

なんと、循菜は新条の前で歌を披露し、自分をアイドルとして「プロジェクトラウストーン」に参戦させようとするのです!

この子、発想がイカれてて……最高!

さらにすごいことに、循菜の歌はお世辞にも上手とはいえないのですが、新条にトップアイドルに通じる「熱」を感じさせてしまうところ!

これは紛れもなく循菜の才能ですね!(良いか悪いかはさておき)

 

そして、なんと特別追加メンバーとして、ふわりちゃんと同じ「プロジェクトラウストーン」への参加が決定しちゃうのです!

 

最推しのアイドルを輝かせるために、自らがアイドルとなり奮闘する……。

ひとりのオタクが魅せた異常過ぎる「愛」のアイドルサクセスストーリー……それこそが『アイドラトリィ』なのです!!!

 

ここからは、プロジェクトラウストーンでしのぎを削るアイドルたちを紹介していきます。

 

●推しへの愛が重すぎる! 拗らせ強火アイドルオタク兼アイドル・陽見循菜

主人公・循菜は、SNSでふわりちゃんのパブサ(パブリックサーチ)をしては、情緒を掻き乱されている、どこにでもいる(?)オタク女子。

 

――のように見えますが!

ふわりちゃんへの愛が重すぎて、思考と行動力がぶっ飛んでいるところが超魅力的なのです! アイドルがしちゃいけない顔してるぅ!

 

前述の通り、ふわりちゃんと同じオーディション番組に参加することが決まった循菜。

彼女が最初に取った行動が……

オーディション番組のアシスタントディレクター(AD)・酒寄雷斗(さかより らいと)(後述)への接近。

まずは小手調べに、得意のネトスト(特殊能力みたいに言う)で、彼の推し活アカウントを特定。

 

酒寄が職務で知り得た情報で、彼の推しアイドル・村越(むらこし)ゆづはに接近していたことを追及します。

職権乱用は罰されるべきではあります……が、これ冷静に考えるとネットの情報だけで酒寄の行動を突き止めた循菜、怖すぎん……?

 

ちなみに、なぜこんなことをしたのかというと――

ADである酒寄を脅して味方につけることで、番組内で上手く立ち回ることが目的!

 

なるほど、制作側から手を固めていくという作戦なんですね。

情報収集能力といい、大胆な行動力といい……この女、敵に回すと厄介すぎる!

 

かくして、オーディション番組に自らアイドルとして参加しながら、ふわりちゃんをトップに押し上げるためのシナリオを展開ッ!!!

 

番組側が用意しているオーディション番組のシナリオに対し、知り得た情報&冴え渡る考察力(オタクの狂った情熱)を駆使して、ふわりちゃんをトップにするためのシナリオに書き換えようというのです!!!

(「さあ…始めようか」とか言っちゃってる)

 

その恐るべき能力の一端を紹介すると、限られた情報から物事の関係性を整理して、論理立てて考え……

 

これまでに培ってきたふわりちゃんの関連情報と照合して、審査の課題を言い当てることも可能!

 

さらには、オーディションの課題曲に込められたコンセプトを見抜き、審査員の前で堂々と表現!

 

推し活の中で身につけた考察力によって、アイドル自身のことはもちろん、楽曲や番組制作に関する知識まで身についていたようです。

元一般オタクだからこそできる考察力を、アイドル活動に活かすことができたわけです!

 

あれ、循菜って……めちゃくちゃアイドルに向いてるんじゃね?

と思ったそこのあなた。「アイドル」はそう簡単ではないんです。

当然、考察力だけではオーディション番組で生き残れませんよね!

やはり、パフォーマンスとして表現する力が重要です。

そして、彼女の歌やダンスの実力はというと……

 

\ボエエエェェ/

 

……ん? 某有名ガキ大将のリサイタル会場かな……???

 

でも、ダンスの方は上手いのかも?

バタタタタタッ

 

まさかのドタバタダンス!?

はい、残念ながら歌もダンスもド下手くそ!

しかも、本人はまるで自覚なし。むしろ、ちょっとイケているとさえ思っていたようです(笑)。

 

自信満々で堂々と歌う姿は評価されたのですが、実力はまだまだと言われてしまいます。(伸びしろありってコト!)

 

それでも循菜は、「ふわりちゃんをトップアイドルにする」という野望を実現するために、あの手この手で挑み続けます!

 

推しを誰よりも輝かせるために、知略策謀を交えてオーディション番組で生き残り、また自らもアイドルとして成長してゆくのです!!!!

何をやってくれるのか、毎回楽しみな主人公・循菜から目が離せません!

 

●まっすぐでひたむきな循菜の最推し――全力アイドル・槻城ふわり

しかし、循菜がここまで熱烈に推している「ふわりちゃん」って、どんな子なんでしょう?

槻城ふわりちゃんは、元は「トーキョークラッシュ」という売れないアイドルグループのひとりでした。

事情は明らかにはなっていないのですが、その「トーキョークラッシュ」が突然解散し、アイドルとしての活動を続けられなくなってしまいます……。

 

それでも諦めずに、オーディション番組「プロジェクトラウストーン」に参加!

もちろん、循菜が自分を推していることも、自分をトップアイドルにするという野望を抱いて暗躍していることも、ま~~~~ったく知りません!

むしろ、そういった策を弄する存在の対極に位置する、超真面目系ピュアピュアアイドルです!

 

以前のグループでは人気最下位だった彼女ですが、アイドルとしての実力は、発展途上ながらも、確実に向上しつつあるようです!

これだけふわりちゃんを見てきた、循菜が言うのだから間違いなさそう!(オタクのひいき目で見ても、ね!)

 

その実力をはかる一幕がこちら!

フルコーラスのパフォーマンス審査に挑むふわりちゃん。

しかし、循菜のある作戦により、ふわりちゃんは課題曲の1番の歌詞と振り付けしか知らされていません。

え、そんなことして大丈夫なの!? オーディション落ちちゃうよ!?  ……と思われる方が多数だと思いますが、循菜の作戦のすごいのはここから!

 

どうやらこれは、ふわりちゃんを一度最下位にしてから上り詰めさせることで、番組内でドラマティックな展開を作り出すという作戦なんです!

 

いや、無茶ぶりすぎるだろ!!!!

当然、何も知らないふわりちゃんは審査中の予期せぬ事態に戸惑います……。ほら、言わんこっちゃない!

 

し・か・し……!

知らないはずの2番のパートを、アドリブと笑顔で必死にパフォーマンス!!!(号泣)

 

どんなトラブルに見舞われようとも、自分よりもファンを第一に考えて行動するこの姿……。

これが、プロのアイドルだぁ!!!!(拍手喝采)

 

循菜の計画通り、十分なパフォーマンスができなかったふわりちゃんは最下位に……。

それでも、折れたり腐ったりせず、どこまでも前向きな言葉を口にするんですよ……!(涙で前が見えねぇ)

 

僕は、循菜が人生をかけてふわりちゃんを推したい理由が少しだけ分かった気がします。

 

そんなふわりちゃんですが、天然なところもまた魅力的!

例えば――

いきなり鳥の鳴きマネ!!????

 

 

どうやら緊迫していた場の空気を少しでも和ませようとしたみたい。

スベって恥ずかしがってる顔、可愛すぎんか????

 

そんな純情可憐で何も知らない天使のようなアイドル・ふわりちゃんと、神算鬼謀を尽くす裏事情だらけの循菜の関係……それがどのように変化していくかは、ぜひ本編でお確かめください!!!

 

●循菜に脅された共犯者――番組AD・酒寄雷斗

循菜に弱みを握られたプロジェクトラウストーン」の番組AD・酒寄雷斗。

 

いつか出世してプロデューサーとなるべく、厳しい職場環境でも頑張っている青年です。

 

ところが、出来心で職権を乱用していたことが循菜にバレてしまい、計画に協力させられたのは前述の通り。

 

酒寄の肩を持つわけではないのですが、直接的なストーカー行為を働いていたわけではなく、知り得た情報をもとに自分も推しの家の近所へこっそりと引っ越し、同じ空間での生活を満喫していたようです。(でも職権乱用はダメ!)

 

とはいえ、公にされたら一発アウトな行為であることに変わりはありません。

最大の弱みを握られ、循菜の計画に無理やり協力させられていたのですが……

(この主人公、悪魔とか言われてます。笑)

 

計画が進んでいくと、面白い画を提供してくれる循菜に順応するとともに、自身のテレビマン魂にも火を付けられ、彼女をもっと撮りたいと思うようになっていきます。

 

良い意味でも、悪い意味でも「何をしでかすか分からない」循菜は、テレビマンにとっては追いかけたくなる被写体なのかも知れませんね!

 

共犯関係の2人は、果たしてこの業界で生き残れるのでしょうか!

 

●他にも規格外のアイドルが大集合! その一部をご紹介!

「プロジェクトラウストーン」は、アイドルオーディション番組です。当然、他にも魅力的な……いや、そんな紋切り型の言葉では収まりきらない規格外のアイドルがたくさん登場しますよ!

現状のランキング1位、初宮(はつみや)リサ。

いつでもどこでも超マイペースで、周りのことなんて気にしていない彼女。

 

なんとロシアのサーカス団出身という異色の経歴の持ち主で、とんでもない身体能力が武器!

って、この番組。こんなトンデモない人も参加してるの!?

 

続いて、2位の麻丘都(あさおか みやこ)は、人気絶頂で解散した韓国のアイドルグループの元日本人メンバー

 

抜群の歌唱力と、バレエの技術に裏打ちされたダンス。そして、言うまでもなく圧倒的な神々しいビジュアル。まさに天性のアイドル!

上位5名しかデビューできないのに、もう2人も超人がいるじゃないか……。

 

そしてこちらの関西弁で話す気の強そうな女の子は、松田(まつだ)アビ。

オーディションの1st stage では9位、2nd stageでは6位の実力者。循菜を気に入っているかと思いきや……何か裏がありそう?

 

しかも、170㎝の循菜が見上げるほどの高身長。(厚底靴あり)

アビは、これからの課題で循菜と深く関わることになる人物です!

 

そして、循菜たちが次に挑む3rd stageの課題は……

「チーム“内”バトル」!!!

これまでは個人技での戦いでしたが、次はチーム対決! 自己プロデュース力が試されます。

 

しかも、これはチームバトルではなく「チーム“内”バトル」。なんと、各チームから必ず1名が脱落するという残酷な戦いなのです……!

 

そして×2……! なにやら不穏な動きをしているアビに、循菜はどう対応するのか!?

 

『アイドラトリィ』の気になる続きは、ぜひマガポケでお楽しみください!

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●『アイドラトリィ』単行本第3巻、大好評発売中!

www.kodansha.co.jp

 

ぜひ周りの人にも教えてあげてください!

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