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『iコンタクト』元サッカー日本代表が「リアルサッカー×ゲーム」を語る!! 中村憲剛さん特別インタビューを大公開!!

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電脳×覚醒×現実サッカー! 話題沸騰の次世代サッカー漫画『iコンタクト』第1巻が絶賛発売中です!! 今回は、第1巻発売御礼企画「中村憲剛さん特別インタビュー」を大公開! さらに本誌では、中村憲剛さん&伊賀・月山両先生の超豪華サイン入り色紙プレゼント企画を実施中です!

 

元サッカー日本代表が「リアルサッカー×ゲーム」を語る!!
中村憲剛さん電脳(オンライン)特別インタビュー!!

元サッカー日本代表の超一流選手であり、学生時代よりサッカーゲームもプレイし続けている中村憲剛さん。まさに「リアルサッカー×ゲーム」の一面を持つ中村さんに、『iコンタクト』第1巻発売を祝して、オンラインでインタビューしちゃいました!!

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中村憲剛 Profile
1980年10月31日生まれ。元サッカー日本代表。18年間のキャリアの中で、Jリーグベストイレブン8回選出、史上最年長JリーグMVP受賞等、数々の実績を残した。2020年に現役引退の後、2021年より川崎フロンターレのリレーションズオーガナイザーに就任。

 

中村憲剛さんも超共感!
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●プレースタイルは、ゲームでもリアルでも変わらない

――『iコンタクト』を最新話まで読んでいただき、ありがとうございます! 作品を読んだ第一印象はいかがだったでしょうか?

 

中村さん:
 サッカーゲームとリアルサッカーの親和性の高さについては、僕自身のサッカー人生においても、ずっと体感してきたことでした。実際、大学時代から現役を引退するまでの間、ある種のトレーニングも兼ねて、サッカーゲームはやり続けていました。なので、今までにないテーマのサッカー漫画だなと感じながらも、個人的にはすんなりと内容が頭に入ってくる作品でしたね。
 そして、作中で出てくるトレーニング方法にリアリティがあったのも良かったです。例えば、レオが第2話で身体を鍛えるシーン。レオはサプリメントをただ飲むだけではなく、筋トレをしっかりしていましたよね。サプリメントは飲むだけで強くなれるものと思われがちですが、あくまでも適切な食事や筋トレがあってこその補助的存在です。『iコンタクト』はそういった描写にも正しさがあり、サッカー漫画として厚みがあると感じました。

 

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▲全力で筋トレに励むレオ。

 

――サッカーゲームとリアルサッカーの親和性を、中村さんご自身も感じられているとのことですが、どういった面でそれを実感してきましたか?

 

中村さん:
 プロサッカー選手の知り合いとサッカーゲームをすると、各々のサッカー観がプレーの中にはっきり表れるんですよ。例えばあるシチュエーションに置かれた時に、パスを出すタイプか、あるいはドリブルで突破するタイプか、とかですね。こういったプレースタイルは、ゲームでもリアルでもほとんど変わらない印象です。ゲームでファウルする人は、リアルでもファウルが多かったりします(笑)。サッカーゲームで互いのクセを知ることができれば、連携イメージを共有することができ、試合にも役立つと思います。

 

●何気ない日常の交流で、チーム力が高まっていく

――ご自身の学生時代を振り返って、ゲーム以外の部分で作中で共感する部分はありましたか?

 

中村さん:
 レオたちのオフザピッチの学生感溢れる日常には懐かしさを感じましたね。更衣室でお互いの筋肉を比べ合ったり、友達と他愛もない雑談をしながら教室移動したり。レオの美人姉妹につられる久我とかも、学生らしくていいですよね(笑)。そしてこういったサッカー以外での交流って、意外と重要なんですよ。特に学生サッカーは、ピッチ外での関係性が試合に強く影響します。なので日常シーンは、僕にとって共感できる楽しい場面であると同時に、レオたちの成長過程において、何気ないけど大切な場面だな、と感じました。

 

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▲入部したらレオの美人姉妹を紹介すると耳打ちされた後の久我。

 

●小さな気付きが、大きな目覚めを呼び起こす

――『iコンタクト』の中で、どのシーンが一番好きでしたか?

 

中村さん:
 サマバケのアドバイスでレオが変わっていく瞬間は、どれも爽快で最高でした。その中での一番となると、やはり第1話の、レオが「2軸のキック」でシュートを決めるシーンでしょうか。周りの見る目が一気に変わり、レオのサッカー人生において大きなターニングポイントになったのがこのシーンですよね。真っ直ぐに頑張ってきたサッカー少年の才能が花開く瞬間というのは、指導者的な立場をやらせてもらっている身としても、胸を打たれるものがあります。

 

――中村さんも現役時代、「2軸のキック」で覚醒したレオのように、ちょっとした意識の変化が大きな成長に繫がった経験はありましたか?

 

中村さん:
 たくさんありましたね。例えば試合の中で、自分の出したいパスコースが相手選手に遮られていて、攻めあぐねていた場面がありました。そこで、一先ず近くにいたチームメイトに軽く横パスを出してみたんです。そしたら、相手がボールの動きにつり出されて、本来パスを出したかったコースにスペースができていることに気が付きました。「この横パスにはここに空間を生む効果があるのか!」という気付きが生まれた瞬間でした。こういった小さな気付きを積み重ね、自分の中でプレーの選択肢を増していくことで、一気に戦術の幅が広がります。サッカーは、グラウンドの大きさもルールも世界共通で同じですし、トレーニング方法も割とどのプロチームも似通っています。こうしたフィジカル面での差が生まれにくい環境だからこそ、頭の中の意識はとても大事で、小さな気付きを一つずつ吸収していくことこそが、選手としての飛躍には不可欠だと感じます。
 そしてそれと同時に、自分が研ぎ澄ましていったプレーのイメージを理解してくれる仲間も必要です。さっき説明したような敵をつり出しスペースを作るための横パスを出しても、味方が意図を理解してくれず勝手にドリブルで進まれちゃったら、本来の狙いが達成できませんからね。結局サッカーは個人技ではなくチームスポーツなので、チームメイト同士のコミュニケーションが勝負を分ける重要なポイントになります。

 

――そして先ほどお話して下さったように、その互いの意識を理解する上で、ゲームはかなり役立てることができると。

 

中村さん:
 その通りです。まさしくゲームでイメージをすり合わせる、「インテリジェンスの共有」ってやつですね!

 

――ちなみに中村さんがこれまで一緒にプレーされた選手の中で、一番サッカーIQが高いと感じたのは誰ですか?

 

中村さん:
 遠藤保仁さんですかね。ほんの一言会話するだけで、僕のやりたいことを全部理解してくれるんですよ。同じチームにいる時は、自分の思い描く最善のプレーを遠藤さんが読み取ってくれるので、試合が上手く展開している実感があり、とても信頼の置ける選手でした。それだけに、敵になると中々に面倒でしたけどね(笑)。

 

●僕の「i」は、「imagination」

――『iコンタクト』では、各キャラがプレーの個性たる「i」を持っています。例えばレオであれば「imperial(皇帝)」、良太であれば「intiative(統率力)」など。中村さんはご自身の「i」は何だと思いますか?

 

中村さん:
 難しい質問ですね(笑)。ですが、それこそ先ほどの横パスのエピソードのように、「相手はこの後どう動くのか、自分がどう動けば相手をかいくぐれるか」といったことを常に考えながら僕はいつもプレーしていました。こうした「想像力」は己の武器だと思っています。なので、僕の「i」は「想像力」、ズバリ「imagination」です。

 

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▲「2軸のキック」でシュートを決め、周囲をザワつかせるレオ!

 

●想像力と精神力を培い、レベルアップせよ

――今後『iコンタクト』にはどのような展開を期待しますか?

 

中村さん:
 「imagination」の可能性を信じている身としては、レオたちがいかに、「サッカーIQ」といった頭の部分を駆使して相手を倒していくかが楽しみです。紅白戦の対真田兄弟の時のように、フィジカルで勝る相手を想像力で上回る瞬間は、とてもロマンがあってワクワクします。またサマバケがゲームを通じて、レオたちにどんなアドバイスやトレーニング方法を伝えていくのかも楽しみです。加えて、今ちょうど作中では白神学院と対峙したところですが、この経験からレオたちの精神面がどう変わるのかも気になりますね。強いチームと試合をすると、間違いなく自分の中で中学サッカーの基準も変わりますし、目指すべき先も明確になりますから。レオたちには「想像力」と「精神力」を鍛えてもらって、ゲームではなくリアルでも白神学院と戦ってもらいたいですね。レオたちの成長の行く末が楽しみです。

 

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▲中学サッカーの絶対王者、白神学院と対峙!!

 

――最後に全国のサッカー少年たちへ一言エールをお願いします!

 

中村さん:
 サッカーIQは鍛え方次第でいくらでも伸ばせますし、その中にはサッカーゲームで高められる部分もたくさんあります。そしてサッカーIQを高めれば、世界と戦える舞台まで昇っていける可能性があるということは、僕のキャリアが示していると思います。
 これからの努力で未来はいくらでも広がると思うので、ゲームもリアルも活用しながら、ぜひ楽しんで自分のサッカーを育んでいってください!

 

――本日はありがとうございました!

 

中村さん:
 こちらこそ、ありがとうございました!

 

中村憲剛さん&伊賀・月山両先生の
超豪華サイン入り色紙を抽選で1名様に!!

 

応募方法:
郵便ハガキに「週マガ」51号についている応募券を貼り下記を明記の上、あて先までお送りください!
※電子版には応募券はついていません

 

・郵便番号
・住所
・氏名
・年齢
・性別
・学年(職業)
・電話番号

 

あて先:
〒119-0181
東京・小石川郵便局 私書箱11号
週刊少年マガジン「『iコンタクト』サイン入り色紙プレゼント」51号係

 

締め切り:
2021年11月30日 ※当日消印有効


※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
※発送・事故に関するお問い合わせはこちらへ ☎03-5395-3460(平日9:30~17:30/土・日・祝日はお休みです)
※プレゼントの発送は日本国内のみです。
※1枚の郵便ハガキで1回の応募となります。複数の応募をする場合は、その都度ハガキと応募券をご用意ください。
※応募券のコピーは無効となります。
※営利目的での転売やインターネットオークション等への出品はいかなる場合においても禁止いたします。
※雑誌公正競争規約により、この懸賞に当選された方は、この号の他の懸賞に当選できない場合があります。
※お送りいただいたハガキは、企画終了後、速やかに破棄します。
※発送は12月中旬~下旬を予定しております。

 

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