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『DAYS』完結直前企画! 担当編集が選ぶ名言15選大公開!!

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大好評連載中の『DAYS』が、来週発売の「週マガ」8号でついに完結! それを記念して、担当編集が作中にある数多の名言の中から、選りすぐりの名言15個をピックアップ! 担当編集のコメントつきで紹介します!! 名言を堪能して、完結に備えて『DAYS』に浸っちゃいましょう!!

 

1.「人生に迷ったら、より難しい道を選べ。それがもっとも美しい生き方だ。」
水樹のじいちゃん:24話 15P

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担当編集:作中の最後まで水樹にはいろんなカッコイイところがありますが、そのすべてはこの価値観から出発しているんだろうなと思っています。信念を貫くのは難しいけど美しい。57話目で描かれた「聖蹟の強さ」の根源にも通じるものがありそうです。実はじいちゃんは名言メーカーですね。

 

2.「日々を生きるとは、失うものを数えていくことではなくて、それ以上に大切なものを増やしていくことだって思うんだ」
柄本つくし:30話 17P

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担当編集:『DAYS』というタイトルにはいろいろな想いと意味があったはずですが、それが最初に明示的に描かれたシーン。『DAYS』という漫画、「柄本つくし」というキャラを象徴する台詞だと思います。失うことを決して否定はしていないところが特に『DAYS』っぽいなと思っています。当たり前といえば当たり前ですが、この回のサブタイトルは「日々(デイズ)」でした。

 

3.「人が本気で挑戦して努力して、成せないことなんてこの世には何一つない!」
生方千加子:33話 16P

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担当編集:ファミレス回。巻頭カラーの回だった、はず。これを言い切れちゃうのが生方さんの凄さだなと思います。大人になればなるほど「そうとも言えないんじゃないの?」なんて言いたくなる台詞ですが、そんな反論も何もかも飲み込んで、断定できる力強さが好き。言っている側にも覚悟があるんだろうなーと伝わる絵も好き。

 

4.「失敗するチャンスを与えてやる。教育者にできることはそれだけだ。」
中澤勝利:39話 14P

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担当編集:この台詞の前から続く一連の流れで、ヒゲがどういう「指導者」であろうとしているかがわかってぐっと来ます。選手だけじゃなくて、家族や監督やマネジャーがどういう信念を持って生きているのかを描いているのが『DAYS』の素晴らしいところのひとつだな、と実感した台詞でした。

 

5.「往々にして世の中は、弱者に優しくできてはいない。」
柄本つくし:44話 18P

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6.「優しいとは強いということなのよ。」
柄本のぞみ:44話 22P

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担当編集:足すことも引くこともできない完璧な台詞で、『DAYS』を通して描かれた、非常に大切なテーマのひとつだったんじゃないかと思います。つくしは「優しい」ということを突き詰めて生まれてきたキャラクターとのことですが、その優しさの意味が連載1年でようやく読者に伝えられた、という意味でも、重要な台詞だったと思います。

 

7.「キックの精度だけは努力の量に比例するに決まってる。」
甲斐:74話 16P

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8.「磨き続ければ石ころも光るんだな」
相庭:183話 14P

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担当編集:君下の台詞だと勘違いされがちですが、言っているのは前者は甲斐、後者は相庭です。甲斐はホントに君下バカだから……。作中、「努力家」という言葉がいちばんふさわしいのは、ひょっとしてつくしではなく君下だったのではないか、と思います。ハイライトは京王戦でしたが、君下のFKは後半に進めば進むほど『DAYS』のゲーム描写に深みを与えてくれました。

 

9.「生まれながらに特別な人間なんていない。みんな私たちと同じだよ。」
成神夏:115話 16P

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担当編集:第一印象からキャラ像がずいぶん変わった、というキャラも多いと思います。加藤とか加藤とか加藤とか。生まれながらにそのキャラだったのではなく、いろんなことを経験した結果としての彼らがいる、ということに気づかされた台詞でした。だから深みを感じられる。かおるや蹴治のような人間でさえ、「天才」の一言で片付けないところに信念を感じました。

 

10.「キーパーはシンプルだ。とどのつまりは、俺が負けなければ、チームは負けない。」
猪原進:147話 19P

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担当編集:猪原のキーパー論はキャラ像も合わさって本当にかっこいいなと思っています。自信や自負よりもむしろ責任感が滲んでいるところが好きです。ちなみに、猪原にはもうひとつ「キーパーとはそういうポジションだ」というかっこいい台詞があります。猪原主役回はなぜかいつも泣ける。

 

11.「お前はお前だけのお前じゃない。誰かにとってのお前でもあるんだぜ。」
風間陣:173話 9P

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担当編集:出会いというか、つながりというか、絆というか。『DAYS』を読んでいると、人間を描くうえでは、本人のパーソナリティはもちろん重要なんですが、それと同じか、もしくはそれ以上に「関係性」が重要なんだろうな、と気づかされます。それを端的に表した台詞だと思います。シンプルは素晴らしいことですけど、複層的にしか描けないこともあるんだなあ、と。

 

12.「誰だって、恥ずかしくない自分になりてえんだ。だから必死で努力すんだろ、俺たちは。」
来須:199話 18P

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担当編集:
「台詞」という意味では、もしかしたらこの台詞が一番ぐっと来たかもしれません。打ち合わせでは「来須がつくしに告げる言葉はあると思う」というくらいの内容しか聞いていなかったので、ネームを読んでびりっと震えが来たことをはっきり覚えています。「誰だって」っていうところにやっぱり信念を感じますね。この台詞はすべての大人に響くんじゃないでしょうか。

 

13.「全てがなかったことになるわけじゃないだろ。君らが過ごしたその日々は、確かにそこに存在(ある)んだよ。」
英二さん:280話 12P

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担当編集:この台詞と、288話目「車両」の水樹(が言いたかったことを通訳した臼井)の話は、セットの価値観だな、と思っています。続くこと、残ることだけが正義じゃなくて、過ぎ去っていくものであったとしても、そこに価値がないわけではない。これは意外に『DAYS』通しての強いメッセージだったんじゃないかと。真中たちを決して否定せず、保科が敗北に意味を見いだせたようなところも近いのかな。

 

14.「身近で頑張ってる人間を嘲笑うほど、世の中病んじゃいない。」
風間陣:283話 18P

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担当編集:「一生懸命走れば仲間は信頼してくれる」と言ったのも、そういえば風間でした。つくし本人はすごく優しいキャラですが、たまにネガティブに考えすぎるところがあるので、そういう意味でも風間とはいいコンビだな、と思います。つくしには見えていない世界の優しさについてちゃんと教えてあげるところが。

 

15.「99.99%報われないとしても、努力しなくていい理由にはならない。」
鈴木:284話 13P

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担当編集:あまりにも端的に素晴らしく、そしてとてつもなく難しいことを言っているので、感動のあまりついつい32巻の帯のメインコピーに採ってしまいました。これを言っているのが鈴木っていうところがまたいいなーと思っています。こういう無茶苦茶な覚悟を持っていないと鈴木や佐藤のようやプレイヤーにはなれなかっただろうし、だからこそ他人の頑張りに厳しく、また敏感であれる。そういうことが伝わってきます。

 


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